「ラインバランシング」から出題します。
ある製品を組立ラインで生産している。
1日の稼働時間は480分、1日の必要生産量は240個である。
各作業要素の作業時間は次のとおりである。
作業A 40秒
作業B 30秒
作業C 50秒
作業D 60秒
作業E 20秒
このとき、サイクルタイムとして最も適切なものはどれか。
ア 60秒
イ 90秒
ウ 120秒
エ 240秒
まずは選択肢だけでお答えください。
エ
正解は、ウ 120秒です。
エの240秒ではありません。
サイクルタイムは、1個を何秒ごとに完成させれば、必要な生産量に間に合うかを表す時間です。
計算式は次のとおりです。
サイクルタイム = 1日の稼働時間 ÷ 1日の必要生産量
今回の条件は、
1日の稼働時間 480分
1日の必要生産量 240個
です。
ただし、選択肢は秒なので、まず480分を秒に直します。
480分 = 480 × 60 = 28,800秒
したがって、
28,800秒 ÷ 240個 = 120秒
つまり、120秒に1個完成させれば、1日240個の生産に間に合います。
ここで間違えやすいのは、240個という必要生産量をそのまま時間のように見てしまうことです。240個は時間ではなく、生産しなければならない個数です。
この問題で見るべき関係は、
480分の中で
240個を作る
だから1個あたり何秒使えるか
です。
作業A〜Eの作業時間は、ライン編成効率や最小作業ステーション数を求めるときに使います。サイクルタイムだけを問われている場合は、まず稼働時間と必要生産量だけで計算します。


