U1次試験が終わった直後は、解放感と「2次試験どうしよう」という焦りが同時にやってきそう…
でも、ここで正しく切り替えられるかどうかが、2次合格への大きな分岐点になります。
目次
2次試験は「別種の試験」という認識の切り替えが最初の仕事
1次試験と2次試験は、同じ診断士試験でも求められる力がまったく異なります。
1次試験
形式:マークシート
問われる力:知識量・正確な記憶
対策:インプット+反復演習
正解:1つに決まる
2次試験(筆記)
形式:記述式・4事例
問われる力:与件文の読解+解答構成力
対策:過去問の演習と復習
正解:複数あり得る
2026年度から口述試験が廃止されたため、2次筆記試験に合格した時点で最終合格となります。2次試験の重みはむしろ増しています。
切り替えタイミング|自分のケースを確認する
ケース1
自己採点で合格をほぼ確信できる
試験翌日から2次対策を開始するのが理想です。1次の知識がフレッシュなうちに2次の事例演習へとつなげることで、最も効率よく知識を転用できます。
→ 翌日から2次の過去問(事例Ⅰ)を1問解いてみる
ケース2
自己採点でボーダーライン・結果待ち
合否が確定していなくても、2次対策は止めません。「もし合格していたら間に合わなかった」という後悔を避けるためにも、合格発表を待たず並行して進めます。
→ 結果を待ちながら2次の事例読解だけでも開始する
ケース3
科目合格のみ・翌年1次受験の予定
次年度の1次対策が優先です。ただし、科目合格を積み上げながら2次の事例読解を「読む練習」として並行しておくと、翌年に合格した際のスタートダッシュが早まります。
→ 1次の科目対策を進めつつ2次の雰囲気だけつかんでおく
1次→2次 約2か月間の学習スケジュール
2026年度は1次試験(8月上旬)から2次試験(10月25日)まで約2か月半です。この期間をどう使うかが合否を分けます。
1〜2週目
2次試験の「型」をつかむ
- 事例Ⅰ〜Ⅳの特徴と出題パターンを把握する
- 設問の意図を読む練習(与件文の情報整理)
- 事例ごとの解答フレーム(4C・SWOT・4P等)を確認
- 過去問は「解く」より「構造を読む」ことから始める
3〜6週目
過去問演習・アウトプット中心へ
- 1事例につき1回ペースで過去問を回す
- 最初は時間を気にせず、解いた後の復習を重視
- 事例ごとに自分の弱点を言語化する
- 「ふぞろいな合格答案」「全知全ノウ」を参照して自己採点
7〜9週目
実戦演習・時間を計って解く
- 制限時間(80分)で実際に答案を書く練習
- 4事例通しで解き、体力・集中力の配分を確認
- 弱点事例を重点的に繰り返す
- 採点基準を意識した「キーワード配置」の訓練
直前2週
最終仕上げ・当日の動線を決める
- 新しい教材には手を出さない
- 自分の解答パターンを固める・ノートを仕上げる
- 休憩時間に何を見るか・昼食をどうするかを決めておく
- 前日は軽い確認のみで早く休む



2次試験で最も大切なのは「正しいことを書く」よりも「採点者に伝わる形で書く」ことだと感じています。
与件文の言葉を使って、設問に対して根拠→施策→効果の流れで答える練習を繰り返すことが近道です。
事例演習と復習のコツ
01
解いた後が本番
解くこと自体より「なぜその答えになるか」の言語化に時間をかける。復習に解いた時間と同じかそれ以上をかける。
02
与件の言葉を使う
自分の言葉で言い換えない。与件文にある表現をそのまま答案に使うことが採点基準に合致しやすい。
03
事例Ⅳを毎日少しずつ
財務計算は感覚が鈍りやすい。1〜2問でもよいので毎日計算問題に触れる習慣を維持する。
04
合格答案の「型」を分析
「ふぞろいな合格答案」で高得点答案の構造を分析し、自分の答案との差を把握する。
まとめ
- 2次試験は知識量ではなく「解答構成力」が問われる別種の試験。切り替えの認識が最初の仕事
- 自己採点で合格確信できるなら翌日から、ボーダーでも合格発表を待たず並行して開始する
- 2026年度から口述試験廃止。2次筆記合格=最終合格となる
- 1〜2週目は「型をつかむ」、3〜6週目は「演習回転」、7〜9週目は「実戦」、直前2週は「仕上げ」
- 復習に解いた時間と同じだけかける。与件の言葉を使って答える練習を繰り返す



1次が終わった後の2か月半は、準備次第で大きく差がつく期間です。
焦らず、でも止まらず。今日の1事例から始めてみましょう。









