U「中小企業診断士って、結局どんな試験なんだろう」と思って調べ始めたとき、情報が多すぎてかえって混乱してしまいました。この記事では、試験の全体像を地図のように整理しています。一緒に確認してみてください。
経営コンサルタントの国家資格は、これ1つ
日本には弁護士・公認会計士・税理士・社会保険労務士など多くの専門家資格があります。ただ、これらはそれぞれ「法律」「会計」「税務」「労務」と専門領域が決まっています。
「経営全体を診て、改善策を提案する」という役割を担う国家資格は、中小企業診断士だけです。中小企業支援法に基づき、国が認定している唯一の経営コンサルタント資格です。
「もし診断士という存在がいなかったら、中小企業の社長はだれに相談するのか」。法律は弁護士、税金は税理士、でも「売上が上がらない」「組織がバラバラ」「何から手をつければいいかわからない」……そういう相談ができる専門家は、実はとても少ないのです。
試験の全体像 — 1次・2次・実務補習の3ステップ
7科目・択一マーク
例年8月
4事例・記述式
例年10〜11月
実務従事
15日間
診断士
資格取得
| 区分 | 形式 | 合格基準 | 有効期間 |
|---|---|---|---|
| 1次試験 | 7科目 択一マーク式(各60分・90分) | 総点420点以上 かつ 40点未満の科目なし | 合格年度+翌年の2年間 |
| 2次試験 | 事例Ⅰ〜Ⅳ 記述式(各80分) | 総点240点以上 かつ 40点未満の事例なし | 合格翌年度まで(口述試験含む) |
| 実務補習 / 実務従事 | 中小企業への診断実習 | 15日間以上の実績 | 2次合格後3年以内 |
1次試験は「科目合格制度」があり、60点以上を取った科目は翌年度以降の受験が免除されます。複数年かけて合格を目指す戦略も選択肢のひとつです。
7科目の全体マップ — 何を学ぶのか
科目Bの財務・会計と科目Cの企業経営理論は、2次試験(記述式)に直結するため特に重要とされています。学習時間全体の4〜5割をこの2科目に充てる受験生が多いようです。
難易度と合格率 — 「難関」と言われる理由
| 試験 | 受験者数(近年) | 合格率(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1次試験 | 約17,000〜19,000人 | 30〜40% | 年度により変動大。科目合格制あり |
| 2次試験 | 約8,000〜9,000人 | 18〜20% | 毎年ほぼ一定。合格者数でコントロール |
| 1次→2次 通算 | — | 約4〜8% | 1次に毎年挑戦する受験生も含む |
「合格率が低い」と聞くと怖く感じますが、2次試験の合格率が約20%というのは「受験生の5人に1人が合格する」ということでもあります。また、1次試験の科目合格制度をうまく活用することで、複数年かけて着実に合格を目指せます。
取得後に何ができるのか — 3つの活かし方
Uのメモ



試験の全体像が少し見えてきたでしょうか。次は具体的な勉強方法や試験日程など、作戦を立てるための情報に進んでみてください。









