この範囲の別の角度から問題を出してください
では、同じ「レイアウト設計・SLP周辺」の範囲から、今度は「アクティビティ相互関係図とフロムツーチャートの違い」を問う角度で出題します。
問題
工場のレイアウト改善を検討している。各部門間の物流量だけでなく、情報共有の頻度、安全性、騒音、衛生面なども踏まえて、部門同士をどの程度近づけるべきかを整理したい。
この目的に最も適した図表として、最も適切なものはどれか。
ア フロムツーチャート
イ アクティビティ相互関係図
ウ 流れ線図
エ 両手動作分析表
正解だと思う選択肢を、ア・イ・ウ・エの中から選んでください。
イ
正解です。答えは、イです。
アクティビティ相互関係図は、部門同士をどれくらい近づけるべきかを整理するための図です。
ここで大事なのは、物流量だけではないという点です。
たとえば、A部門とB部門の間で物の移動が多い場合は、近くに置きたいと考えます。
ただし、SLPではそれだけでなく、情報共有のしやすさ、安全性、騒音、衛生面、管理のしやすさなども含めて、近づけるべきか、離すべきかを判断します。
各選択肢の違いは、次のように押さえると整理しやすいです。
アのフロムツーチャートは、どこからどこへ、どれだけ物が動いているかを見る表です。
つまり、物流量を見る道具です。
イのアクティビティ相互関係図は、部門同士の近接性の必要度を見る図です。
物流量だけでなく、作業上の関係や管理上の関係も含めて考えます。
ウの流れ線図は、工場や作業場の図面上に、物や人の移動経路を線で描いたものです。
動きの遠回り、交差、戻りなどを見つけるために使います。
エの両手動作分析表は、作業者の左右の手の動きを細かく分析するものです。
部門配置ではなく、作業者個人の動作改善に使います。
今回の問題文では、「物流量だけでなく」「情報共有」「安全性」「騒音」「衛生面」「部門同士をどの程度近づけるべきか」とあります。
この言葉が出たら、アクティビティ相互関係図を選びます。
覚え方としては、
フロムツーチャートは、物がどこからどこへ動くか。
アクティビティ相互関係図は、部門同士をどれくらい近づけたいか。
流れ線図は、実際にどんな経路で動いているか。
両手動作分析表は、左右の手がどう動いているか。
このように見る対象を分けると、試験でも迷いにくくなります。

「SLP、システマティック・レイアウト・プランニング」から出題します。
SLP(システマティック・レイアウト・プランニング) の練習問題
工場や店舗などのレイアウト設計に用いられるSLPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア SLPでは、各部門間の物流量だけを基準にして配置を決定し、部門間の近接性や作業上の関係性は考慮しない。
イ SLPでは、部門間の関係を近接性の必要度によって評価し、アクティビティ相互関係図などを用いて配置案を検討する。
ウ SLPは、主に作業者個人の動作時間を短縮するための手法であり、サーブリッグ分析や両手動作分析と同じ目的で用いられる。
エ SLPは、製品別レイアウトに限定して用いられる手法であり、機能別レイアウトや固定位置レイアウトには適用できない。
正解だと思う選択肢を、ア・イ・ウ・エの中から選んでください。
回答と解説
答えは、イです。
SLPは、部門や作業場所をどのように配置すれば全体として効率がよくなるかを考える手法です。
ポイントは、物流量だけで決めないことです。
たとえば、A部門とB部門の間で物の移動が多い場合は近くに置いた方がよいです。
ただし、それだけではなく、作業上の連携、安全性、管理のしやすさ、騒音や衛生面なども含めて、どの部門同士を近づけるべきかを評価します。
そのため、正しい記述は、
イ SLPでは、部門間の関係を近接性の必要度によって評価し、アクティビティ相互関係図などを用いて配置案を検討する。
です。
アは、物流量だけを基準にするとしているので誤りです。
ウは、作業者個人の動作分析の話なので誤りです。これはサーブリッグ分析や両手動作分析に近い内容です。
エは、製品別レイアウトに限定している点が誤りです。SLPはレイアウトを考える広い手法です。

混同しやすい論点
SLPは、運営管理の中でも「レイアウト」「作業研究」「工程分析」「物流分析」と近いため、かなり混同しやすい論点です。
まず一番混同しやすいのは、SLPとレイアウトの種類です。
SLPは、レイアウトを設計するための考え方・手順です。
一方で、製品別レイアウト、機能別レイアウト、固定位置レイアウト、セル生産レイアウトなどは、レイアウトの具体的な形です。
つまり、
SLP
どの配置にするかを考える方法
製品別レイアウトなど
実際にできあがる配置のタイプ
という関係です。
試験では、SLPを「製品別レイアウトの一種」と誤解させる選択肢が出やすいです。SLPは特定のレイアウト型ではなく、配置を検討するための方法だと押さえてください。
次に混同しやすいのが、SLPとサーブリッグ分析・両手動作分析です。
SLPは、部門や設備の配置を考えるものです。
見る単位は、工場全体、職場全体、部門間の関係です。
サーブリッグ分析や両手動作分析は、作業者の細かな動作を分析するものです。
見る単位は、人の手の動き、探す、つかむ、運ぶ、置く、といったミクロな動作です。
ざっくり言うと、
SLP
部屋や設備をどう並べるか
サーブリッグ分析・両手動作分析
人の手や身体の動きをどう減らすか
です。
「配置の話」ならSLP、「手の動きの話」なら動作分析です。
さらに、SLPとフロムツーチャートも混同しやすいです。
フロムツーチャートは、どこからどこへ、どれだけ物が移動しているかを表す表です。
物流量を見るための道具です。
SLPは、その物流量に加えて、作業上の近接性、安全性、管理のしやすさなども考えて、配置案を作る考え方です。
つまり、
フロムツーチャート
物流量を見る表
SLP
物流量や近接性を使って、配置を設計する手法
です。
フロムツーチャートはSLPの中で使われることがありますが、SLPそのものではありません。
また、アクティビティ相互関係図との関係も大事です。
アクティビティ相互関係図は、部門同士をどのくらい近づけるべきかを整理する図です。
たとえば、A部門とB部門は非常に近くに置きたい、C部門とD部門はできれば離したい、という関係を可視化します。
SLPでは、このような図を使って配置案を考えます。
ここでの試験ポイントは、「物流量だけではない」という点です。
物流量が多いから近くする。
これは大切です。
ただし、SLPではそれに加えて、作業のつながり、コミュニケーション、管理、安全、騒音、衛生なども考えます。
そのため、「SLPは物流量だけで配置を決める」という選択肢は誤りです。
もう一つ混同しやすいのが、SLPとラインバランシングです。
SLPは、設備や部門をどこに置くかを考えます。
ラインバランシングは、生産ライン上の各作業ステーションに作業をどう割り振るかを考えます。
SLP
場所の配置を整える
ラインバランシング
作業時間の偏りを整える
です。
たとえば、工場内で切断部門、加工部門、検査部門、出荷部門をどこに置くかを考えるならSLPです。
一方、組立ラインで作業者Aだけ忙しく、作業者Bが待っている状態を減らすならラインバランシングです。
最後に、SLPと工程分析も近いです。
工程分析は、作業の流れを「加工、運搬、検査、停滞、貯蔵」などに分けて見るものです。
どこにムダがあるか、どの工程で停滞しているかを確認します。
SLPは、その流れや関係性を踏まえて、レイアウトを考えます。
工程分析
作業や物の流れを分解して見る
SLP
その流れをもとに、配置を考える
という違いです。
覚え方としては、
SLPは「何をどこに置くか」を考える。
動作分析は「人がどう動くか」を見る。
工程分析は「仕事がどう流れるか」を見る。
ラインバランシングは「作業時間の偏り」をならす。
フロムツーチャートは「物がどこからどこへ動くか」を表にする。
このように整理すると、かなり見分けやすくなります。

この範囲の別の角度から問題を出してください
では、同じ「レイアウト設計・SLP周辺」の範囲から、今度は「アクティビティ相互関係図とフロムツーチャートの違い」を問う角度で出題します。
問題
工場のレイアウト改善を検討している。各部門間の物流量だけでなく、情報共有の頻度、安全性、騒音、衛生面なども踏まえて、部門同士をどの程度近づけるべきかを整理したい。
この目的に最も適した図表として、最も適切なものはどれか。
ア フロムツーチャート
イ アクティビティ相互関係図
ウ 流れ線図
エ 両手動作分析表
正解だと思う選択肢を、ア・イ・ウ・エの中から選んでください。
イ
正解です。答えは、イです。
アクティビティ相互関係図は、部門同士をどれくらい近づけるべきかを整理するための図です。
ここで大事なのは、物流量だけではないという点です。
たとえば、A部門とB部門の間で物の移動が多い場合は、近くに置きたいと考えます。
ただし、SLPではそれだけでなく、情報共有のしやすさ、安全性、騒音、衛生面、管理のしやすさなども含めて、近づけるべきか、離すべきかを判断します。
各選択肢の違いは、次のように押さえると整理しやすいです。
アのフロムツーチャートは、どこからどこへ、どれだけ物が動いているかを見る表です。
つまり、物流量を見る道具です。
イのアクティビティ相互関係図は、部門同士の近接性の必要度を見る図です。
物流量だけでなく、作業上の関係や管理上の関係も含めて考えます。
ウの流れ線図は、工場や作業場の図面上に、物や人の移動経路を線で描いたものです。
動きの遠回り、交差、戻りなどを見つけるために使います。
エの両手動作分析表は、作業者の左右の手の動きを細かく分析するものです。
部門配置ではなく、作業者個人の動作改善に使います。
今回の問題文では、「物流量だけでなく」「情報共有」「安全性」「騒音」「衛生面」「部門同士をどの程度近づけるべきか」とあります。
この言葉が出たら、アクティビティ相互関係図を選びます。
覚え方としては、
フロムツーチャートは、物がどこからどこへ動くか。
アクティビティ相互関係図は、部門同士をどれくらい近づけたいか。
流れ線図は、実際にどんな経路で動いているか。
両手動作分析表は、左右の手がどう動いているか。
このように見る対象を分けると、試験でも迷いにくくなります。


