商店街・商業集積の現状と活性化支援——空き店舗・にぎわい・TMO | 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・政策

U

地元の商店街が「シャッター商店街」になっていく様子を見てきました。問題は単なる景気の問題ではなく、郊外の大型ショッピングセンターとの競合、後継者不在、そして人口減少が絡み合っています。国や自治体がどんな支援策を用意しているのか、整理してみました。

この記事でわかること
  • 商店街の現状(店舗数・空き店舗率の推移)
  • 商業集積の種類(商店街・SC・ロードサイド型等)
  • まちづくり3法(大店立地法・中心市街地活性化法・都市計画法)の関係
  • TMO・中心市街地活性化協議会の役割
  • 空き店舗活用・商店街活性化の支援策
目次

商店街の現状——シャッター化の構造的要因

商店街が衰退する3つの構造要因
大型店との競合:郊外のショッピングセンター(SC)・量販店の出店により来街者が減少
後継者問題:商店主の高齢化と後継者不在。廃業→空き店舗の増加
人口・消費構造の変化:人口減少・高齢化・ネット通販の拡大により実店舗の集客が困難に

中小企業庁の調査では、商店街の空き店舗率は年々上昇傾向にあり、「衰退している・衰退懸念あり」と回答する商店街が過半数を超えている。

まちづくり3法——大型店の出店と中心市街地の関係

法律主な内容ポイント
大規模小売店舗立地法(大店立地法)大型店の出店時に交通・騒音・廃棄物等の周辺地域への生活環境への影響を審査経済的競合は審査対象外(大店法の廃止後の後継法)
中心市街地活性化法市町村が中心市街地活性化基本計画を策定し、国の認定を受けて支援を活用商業・居住・文化機能の集積を図る。TMO・中心市街地活性化協議会が推進主体
改正都市計画法大型店の郊外出店を制限。原則として大規模集客施設を郊外・準工業地域に立地不可とした中心市街地への商業機能集約を誘導

TMO・中心市街地活性化協議会の役割

推進主体の仕組み
  • TMO(Town Management Organization):旧中心市街地活性化法における商業活性化の中心的推進機関。商工会・商工会議所・第3セクター等が担い、テナントミックス・空き店舗対策・にぎわい創出事業を推進
  • 中心市街地活性化協議会:改正後の現行制度での推進機関。商工会議所が中核となり、市町村・民間企業・市民が参加して計画策定・実施を行う
  • 活性化基本計画の認定:市町村が国の認定を受けると補助金・税制優遇・規制緩和が適用される

商店街活性化の支援策

支援策内容
商店街活性化事業中小機構・都道府県が商店街の共同イベント・環境整備・空き店舗活用を支援。補助金・専門家派遣
空き店舗活用補助空き店舗をチャレンジショップ・シェアオフィス・コミュニティ施設として活用する場合の改修費補助
キャッシュレス化支援商店街のキャッシュレス端末導入・ポイント連携による来街者増加
商店街インバウンド対応多言語対応・Wi-Fi整備・免税手続き支援(訪日外国人の取り込み)

Uのメモ

学習メモ
  • 商店街衰退の3要因:大型店競合・後継者問題・人口減少+ネット通販
  • まちづくり3法:大店立地法(生活環境審査)・中心市街地活性化法(基本計画認定)・改正都市計画法(郊外出店規制)
  • TMO(旧)→中心市街地活性化協議会(現行)が推進主体
  • 市町村が基本計画の認定を受けると補助金・税制優遇が適用される
  • 大店立地法:経済的競合は審査対象外(大店法とここが違う)

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

目次