U診断士試験を調べ始めた頃、「一次と二次って何が違うの?」「1,000時間ってどこから出てきた数字?」という疑問がたくさんありました。
今日は試験の全体像を、勉強時間・費用の目安まで含めて整理します。
試験の全体像:二段階構成
診断士試験は一次試験に合格してから二次試験を受験する、二段階構成です。それぞれ求められる力が大きく異なります。
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・政策
- 事例Ⅰ:人事・組織
- 事例Ⅱ:マーケティング
- 事例Ⅲ:生産・技術
- 事例Ⅳ:財務・会計
- 筆記合格者のみ
- 合格率は高め
- 事例の内容を口頭で説明
一次試験は「知識を正確に覚えているか」が問われる試験で、マークシート方式です。二次試験は「企業事例を読み解き、考えを文章でまとめる力」が問われ、まったく性質が異なります。
なお、一次試験には科目合格制度があり、合格科目は翌年度・翌々年度に免除されます。最長3年かけて突破することも可能です。
7科目の特徴と推奨学習時間
科目によって必要な学習時間は大きく異なります。理解型の科目は早めに着手し、暗記中心の科目は直前期に集中するのが一般的な戦略です。
※目安であり、バックグラウンドによって大きく異なります。
独学での総学習時間の目安
社会人が1日1〜2時間確保できるとすると、1年から1年半程度のスパンになります。二次試験は一次合格後に本格着手するケースが多いですが、事例の読み方・財務の基礎は一次学習中から意識しておくと後の負担が減ります。
費用の目安(独学 vs 通信講座)
| 費用項目 | 独学 | 通信講座利用 |
|---|---|---|
| テキスト・教材 | 2〜3万円 | 講座に含む場合が多い |
| 問題集・過去問集 | 2〜3万円 | 講座に含む場合が多い |
| 模試(受ける場合) | 1〜2万円 | 含む場合あり |
| 受験料(1次+2次) | 約3万円 | 約3万円 |
| 講座料金 | − | 10〜30万円程度 |
| 合計目安 | 8〜10万円 | 20〜45万円 |
独学は費用を抑えやすい反面、学習ペースや内容の取捨選択を自分で判断する必要があります。通信講座は費用はかかりますが、カリキュラムに沿って進めるだけでよいため、時間が限られている方には効率的な選択肢です。「時間とお金のどちらを優先するか」が選択のポイントになります。
この記事のまとめ
- 診断士試験は一次(マークシート7科目)→ 二次(記述4事例+口述)の二段階構成
- 財務・会計・企業経営理論・運営管理の3科目が特に学習時間を要する
- 独学の総学習時間目安は800〜1,000時間。1〜1.5年のスパンで計画を立てやすい
- 独学の費用目安は8〜10万円。通信講座を使うと20〜45万円程度
- 一次対策中から二次の財務・事例の読み方を意識しておくと後の負担が減る
私は現在独学で進めています。費用を抑えつつ、図解や過去問を組み合わせながら進む方法が今のところ自分には合っているようです。合う方法は人それぞれなので、まずは試してみることが一番だと感じています。



全体像を把握してから学習を始めると、「今自分はどのフェーズにいるか」が見えやすくなります。
最初は漠然と感じる試験も、構造を知るだけで少し近づいた気がします。同じように準備を進めている方のお役に立てましたら嬉しいです。









