中小企業診断士 合格ロードマップ|0から1次試験合格まで月別スケジュールで完全解説

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4月からのスタートでも、一次試験まで約4か月あります。

「もう遅いかも」と感じていましたが、科目の優先順位を決めてしっかり計画を立てれば、現実的に合格を狙えるスケジュールです。

この記事では、4月スタートに最適化した月別カリキュラムと、試験日程・合格後の流れをまとめています。

目次

1次から登録まで|試験全体の流れ

中小企業診断士は、試験に合格しただけでは名乗れません。実務ポイントの取得と登録申請まで完了して、はじめて「登録診断士」となります。まず全体の流れを把握しておきましょう。

1
一次試験(8月上旬・2日間)7科目マークシート。総点数420点以上かつ各科目40点以上で合格
2
一次合格発表(9月上旬)自己採点でボーダーでも、発表を待たず二次対策を開始する
3
二次試験・筆記(10月下旬)4事例の記述式。知識量より「解答構成力」が問われる
4
二次試験・口述(翌1月下旬)筆記合格者のみ。合格率は例年95%以上
5
実務補習 または 実務従事15ポイント取得が登録要件。実務補習は約15万円・5日×3回
中小企業診断士として登録経産省の登録簿に掲載。ここがゴール

2026年度 試験スケジュール(目安)

※2026年度の公式日程は中小企業診断士協会より順次発表されます。以下は例年のパターンをもとにした目安です。申込期間は必ず公式サイトでご確認ください。

時期(目安)内容
4月中旬〜5月中旬一次試験 受験申込期間 ⚑ 4月スタートの方は学習開始と同時に手続きを
8月上旬(2日間)一次試験本番
9月上旬一次合格発表
8月〜9月二次試験 受験申込期間
10月下旬二次試験・筆記本番
12月上旬二次筆記合格発表
翌1月下旬口述試験・最終合格発表
翌2月または8月実務補習(最短ルート)
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一次試験の申込締切が5月中旬ごろになることが多いです。

4月スタートの方は、学習開始と申込手続きを同時並行で進める必要があります。

中小企業診断士協会の公式サイトをすぐにブックマークしておくことをおすすめします。

一次試験の7科目と優先順位

7科目すべてで合格基準を満たす必要がありますが、4か月という限られた時間では科目ごとの重みづけが重要です。

科目A最優先
企業経営理論
戦略・組織・マーケティング。二次試験の事例Ⅰ・Ⅱに直結するため最重要
科目B最優先
財務・会計
財務三表・CVP・投資判断。計算力が必要で習得に時間がかかるため早期着手必須
科目C5月に展開
運営管理
生産管理・店舗管理。暗記と理解のバランス。二次事例Ⅲにも関連
科目D5月に展開
経済学・経済政策
グラフ理解が鍵。出題パターンが安定しており、過去問演習が効く
科目E5月に展開
経営法務
会社法・知財が中心。暗記量は多いが、直前に集中する戦略も有効
科目F5月に展開
経営情報システム
IT系知識。得意な方は得点源に。60点ラインを狙う科目と割り切っても可
科目G直前2か月
中小企業経営・政策
白書・法律の暗記が中心。直前期に集中して仕上げる科目。6〜7月から本格対応でOK

4月スタート版 一次試験カリキュラム(4か月集中)

4月から8月上旬まで、約4か月のスケジュールです。「全科目を同時に完璧に仕上げる」のではなく、科目の重みに応じて時期を分けて進めることがポイントです。

4月
主要2科目の土台作り + 受験申込
企業経営理論 財務・会計 ⚑ 申込締切注意
最も重要な2科目に集中します。企業経営理論は「なぜその施策が有効か」を説明できるレベルを目指します。財務・会計は毎週計算問題に触れる習慣を最初から作ることが大切です。この時期に一次試験の申込手続きも並行して行います。締切を逃さないよう、早めに完了させておきましょう。
5月
残り5科目の展開・インプット完成
運営管理 経済学 経営法務 経営情報 中小企業経営・政策(さわり)
残り5科目のインプットを一気に展開します。各科目を深追いせず「試験で問われる論点の全体感をつかむ」ことを優先します。中小企業経営・政策はこの時点では白書の大枠だけ把握し、本格対応は6〜7月に回します。企業経営理論・財務の復習は週1回程度で維持します。
6月
過去問回転期・アウトプット中心へ
全科目アウトプット
6月からは完全にアウトプット中心に切り替えます。財務は頻出計算パターンを完全固定し、途中式を省かず再現できる状態を目指します。企業経営理論は設問文から意図を読み取る練習を重点的に行います。暗記系科目は短時間で何度も回す方式に切り替え、長時間の詰め込みは行いません。週末は複数科目を連続して解き、時間配分の感覚を作っていきます。
7月
直前総仕上げ・中小企業政策の集中暗記
模試・答練 最終ノート 中小企業政策 集中
この時期は新しい教材に手を出しません。模試・答練・過去問復習を回しながら最終ノートを完成させます。中小企業経営・政策はこの直前期の集中暗記が最も効果的です。試験当日の動線(休憩時間に何を見るか、2日間の集中力の配分)も事前に決めておくと当日の焦りが減ります。
8月
一次試験本番(上旬・2日間)
本番
前日は軽い確認のみで早めに休みます。新しいことは一切入れません。2日間の長丁場になるため、体調管理と食事も含めた準備をしておきます。自己採点後は合否が微妙な場合でも、結果を待たずすぐに二次対策を開始します。
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4か月は確かにタイト。

7科目を「同時に完璧に」しようとすると確実に破綻します。

企業経営理論と財務・会計に時間をかけ、残りは「60点を取るための最低限」に絞る割り切りが、4月スタートで合格するための現実的な戦略だと感じています。

一次合格後〜二次試験対策

一次が終わった直後から、二次試験の型作りを始めます。自己採点でボーダーラインの場合でも、二次対策は止めません。

二次試験は4つの事例で構成されています。求められるのは知識量ではなく、「与件文から根拠を引き出し、制限字数内で論点を整理する力」です。

事例Ⅰ
組織・人事
組織構造の問題点を与件から読み取り、改善策を論述する。企業経営理論が直結
事例Ⅱ
マーケティング・販売
ターゲット設定・施策の提案。企業経営理論のマーケティング知識が軸
事例Ⅲ
生産・技術
生産プロセスの課題分析と改善提案。運営管理の知識がそのまま活きる
事例Ⅳ
財務分析・投資判断
計算問題が中心。一次で鍛えた財務・会計の力がそのまま得点源になる

二次対策期間は一次終了後から約2か月(8月下旬〜10月)。過去問の事例を1日1事例のペースで解き、自分の解答パターンを固めていきます。

最終合格後|登録までにやること

口述試験に合格した後も、「中小企業診断士」として登録するには実務ポイントの取得が必要です。

手順内容費用・期間の目安
実務補習(15日)指導員のもとで中小企業の経営診断を行う研修。年2回(2月・8月)開催約15万円・5日×3回
または 実務従事(15ポイント)診断士として実際の支援業務に従事。勤務先の業務が対象になることも費用は場合による
登録申請中小企業庁へ書類提出。数か月で登録簿に掲載される手数料のみ

まとめ

  • 4月スタートでも一次試験まで約4か月。科目の優先順位を絞れば現実的なスケジュール
  • 4月は企業経営理論と財務・会計に集中し、土台を作る
  • 5月に残り5科目を展開してインプットを完成させる
  • 一次試験の申込締切(4〜5月ごろ)を忘れずに手続きする
  • 6月からアウトプット中心、7月は新しい教材に手を出さない
  • 二次試験は「知識量」より「解答構成力」が勝負。一次後すぐに切り替える
  • 合格後も実務補習・登録申請があることを事前に把握しておく
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今日から始めれば、まだ十分間に合います。

「完璧に理解してから次へ」ではなく、「7割わかったら次へ進んで後で戻る」サイクルが、4か月という期間を活かすコツだと感じています。

焦らず、でも止まらずに一緒に進めていきましょう。

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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