過去問でもよく問われる「運営管理」の中から、少し混同しやすい論点を出題します。
科目:運営管理
論点:生産方式、ライン生産とセル生産
問題
セル生産方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 作業を細かく分業し、各工程を直線的に配置することで、単一製品を大量に連続生産する方式である。
イ ひとり、または少人数の作業者が複数の工程を担当し、多品種少量生産や需要変動への対応に適した方式である。
ウ 部品や材料を必要なときに必要な量だけ後工程へ供給することを目的とした在庫管理方式である。
エ 製品別ではなく機能別に機械設備を配置し、同じ種類の加工設備をまとめて管理する方式である。
答えをア・イ・ウ・エの中から選んでください。
Uエですか?
惜しいです。
正解は、イです。
セル生産方式は、ひとり、または少人数の作業者が、複数の工程をまとめて担当する生産方式です。
たとえば、ライン生産では、
部品をつける人
ねじを締める人
検査する人
梱包する人
というように、作業が細かく分かれます。
一方、セル生産では、ひとり、または少人数のチームが、ある程度まとまった作業を受け持ちます。
そのため、多品種少量生産や、需要の変化に合わせた柔軟な生産に向いています。
今回、エを選ばれた理由はかなり自然です。
エの「製品別ではなく機能別に機械設備を配置し、同じ種類の加工設備をまとめて管理する方式」は、セル生産ではなく、機能別レイアウトの説明です。
整理すると、こうです。
アは、ライン生産方式です。
作業を細かく分けて、流れ作業で大量生産する方式です。
イは、セル生産方式です。
ひとり、または少人数で複数工程を担当し、柔軟に生産します。
ウは、JIT、ジャスト・イン・タイムの考え方です。
必要なものを、必要なときに、必要な量だけ供給します。
エは、機能別レイアウトです。
旋盤は旋盤、フライス盤はフライス盤というように、同じ機能の設備をまとめます。
覚え方としては、
セル生産の「セル」は、小さな作業単位の部屋のようなもの
と考えると入りやすいです。
大きなベルトコンベアに人が並ぶのではなく、小さな作業スペースで、まとまった工程をこなすイメージです。











