UUはまとめシートだけに絞って学習しています。その理由と選択の経緯はこちらの記事にまとめました。以下は一般的なおすすめ教材のガイドです。
中小企業診断士の1次試験は7科目あり、出題傾向も難易度も科目によってまったく異なります。独学の基本は「TACスピードシリーズで7科目を統一する」ことですが、苦手科目にはサブ教材を1冊足すだけで理解効率が大きく変わります。科目別に整理します。
PRINCIPLE 01
まずTACで7科目を統一する
スピードテキスト+スピード問題集が全7科目そろっており、一貫した解説体系で学べる。独学の基本セットとして最も信頼性が高い。
PRINCIPLE 02
苦手科目のみサブ教材を足す
経済学・財務など理解型科目は、グラフや計算を丁寧に解説したサブ教材が1冊あると突破率が変わる。全科目に追加する必要はない。
| 科目 | メインテキスト | サブ教材(必要な人向け) | 問題集 |
|---|---|---|---|
| 経済学・経済政策 | TACスピードテキスト | 石川秀樹 速修ミクロ/マクロ | TACスピード問題集 |
| 財務・会計 | TACスピードテキスト | TAC合格テキスト(詳細版) | TACスピード問題集 |
| 企業経営理論 | TACスピードテキスト | — | TACスピード問題集+LEC出る順 |
| 運営管理 | TACスピードテキスト | — | TACスピード問題集 |
| 経営法務 | TACスピードテキスト | — | TACスピード問題集 |
| 経営情報システム | TACスピードテキスト | — | TACスピード問題集 |
| 中小企業経営・政策 | TACスピードテキスト | 中小企業白書(公式PDF・無料) | TACスピード問題集 |
経済学・経済政策
科目の特徴
理解型
需要供給曲線・IS-LM分析・AD-AS分析・市場の失敗・為替など、グラフを使った理論問題が中心。概念を「視覚的に理解」できるかどうかが合否を分ける。
テキスト
問題集
Uのメモ ― 最初から細かく覚えようとすると止まります。グラフの「形と向き」を先に覚えて、あとから理論を肉付けする順番が合っていました。
財務・会計
科目の特徴
計算型
財務三表の読み方・CVP分析・投資意思決定・原価計算など計算問題が多い。2次試験(事例IV)にも直結するため、1次段階から丁寧に基礎を固めたい科目。
テキスト
問題集
Uのメモ ― 財務は「理解してから解く」より「解きながら理解する」が近道です。手を動かして、あとから腑に落ちる感覚があります。
企業経営理論
科目の特徴
暗記+理解型
経営戦略・組織論・マーケティングを扱う。用語の微妙なニュアンスの違いで迷うひっかけ問題が多く、正確な定義の理解が求められる。2次試験(事例I・II)の基礎にもなる。
テキスト
問題集
Uのメモ ― 「なぜこの選択肢が×か」を口頭で説明できるようになると安定します。似た用語を区別する練習が一番大切です。
運営管理
科目の特徴
暗記型
生産管理(工程管理・品質管理・生産計画・IE等)と店舗・販売管理(POS・EC等)の2分野から構成される。範囲は広いが、覚えた分だけ点数になりやすい。
テキスト
問題集
Uのメモ ― 範囲が広い分、テキスト1周だけでは定着しにくいです。早めに問題集を回し始めて、間違えた箇所だけテキストに戻るサイクルが効率的でした。
経営法務
科目の特徴
暗記型
会社法・知的財産権・民法・金融商品取引法などを扱う。毎年難化傾向があり「足切り(40点)回避」を第一目標に設定する受験生が多い科目。
テキスト
問題集
Uのメモ ― 難しい年は平均点が下がるので「みんなが取れる問題を確実に取る」で十分です。難問に惑わされないメンタルも大切な戦略です。
経営情報システム
科目の特徴
暗記型
ITインフラ・データベース・ネットワーク・情報セキュリティ・システム開発など幅広いIT知識を問う。IT業務経験者には得点源になりやすく、未経験者には用語の暗記量が多めに感じる科目。
テキスト
問題集
Uのメモ ― IT経験がある方には楽に感じる科目です。未経験の方は用語カードを作って隙間時間に見るだけで正答率が上がりやすいです。
中小企業経営・中小企業政策
科目の特徴
暗記型(毎年改訂)
中小企業の現状統計(白書)と支援施策(補助金・融資・税制等)の2本柱。白書は毎年改訂されるため最新版への対応が必須。直前期に集中して詰め込む受験生も多い。
テキスト
中小企業庁「中小企業白書・小規模企業白書」(公式PDF・無料)
サブ教材 ― 直前期の統計確認用
中小企業庁のサイトからPDFで無料入手できる。試験頻出の図表を直前に確認するのに有効。
問題集
Uのメモ ― 白書の数値は毎年変わります。古い年度のテキストをそのまま使うのは危険です。必ず受験年度版を使用してください。
この記事のまとめ
- 全科目の基本は「TACスピードテキスト+スピード問題集」で統一するのが最もバランスがよい
- 経済学・財務など理解型科目は、苦手と感じた段階でサブ教材を1冊追加する
- 企業経営理論は「定義を自分の言葉で説明できるか」のチェックが他の受験生との差になる
- 中小企業政策のみ毎年改訂があるため、必ず受験年度版を確認すること
- 過去問は中小企業診断士協会公式サイトから無料入手し、スピード問題集と2本立てで活用する









