U1次試験の自己採点をして「合格できたかも」と思ったとき、少しホッとしました。でも調べてみると、1次合格の発表から2次試験本番まで、わずか70〜80日しかないことを知って、正直かなり焦りました。「まだ余裕がある」と思っていたのですが、実はほとんど時間がないんですよね。この記事では、1次合格後すぐにやるべきことを整理しました。
1次試験に合格してから2次試験の本番までは、わずか70〜80日しかありません。例年、1次試験の合格発表は8月下旬。2次筆記試験は10月下旬です。「まだ夏が終わったばかり」と感じていると、気づいたら直前になっていた——そういう声をよく聞きます。最初の2週間の過ごし方が、その後の学習ペースを大きく左右します。
- 合格発表当日に確認すること・手続きの流れ
- 2次試験の全体像(事例I〜IV・配点・合格基準)
- 最初の2週間でやるべきこと・教材選びの方針
- 3ヶ月のざっくりスケジュールと「やってはいけないこと」
合格発表当日にやること
合格発表の日は、いくつかの確認と手続きが重なります。焦らずに順序よく進めると、その日のうちに「次のスタート」を切ることができます。
1次試験で科目合格を使って2次試験に進む場合は、申込時に科目免除の手続きが必要なケースがあります。案内をよく読んで確認してください。
2次試験の全体像を把握する
2次試験は「事例I〜IV」の4科目で構成されています。それぞれ80分、記述式で回答します。1次試験のようなマークシートではなく、与件文(事例の文章)を読んで、設問に対して根拠ある文章で答える形式です。最初は「どう勉強するのか」がイメージしにくいかもしれません。
| 事例 | テーマ | 主要フレームワーク |
|---|---|---|
| 事例I | 組織・人事 | 組織論・モチベーション理論・権限委譲・OJT |
| 事例II | マーケティング | ダナドコ・STP・4P・CRM |
| 事例III | 生産管理 | QCD・ECRS・生産計画・工程管理 |
| 事例IV | 財務 | CVP・NPV・経営分析・キャッシュフロー |
2次試験の採点基準は非公開です。「絶対的な正解」がなく、与件文の根拠に基づいて論理的に答えているかが評価される試験です。1次試験のように「正解を覚える」という学習法は通用しません。過去問を繰り返しながら、「答え方の型」を身につけていくことが中心になります。
事例I〜IIIは記述中心ですが、事例IVは財務計算の問題が含まれます。1次試験の財務・会計で学んだ内容が活きるので、苦手な方は早めに対策を始めると安心です。
最初の2週間でやること
合格発表から2週間は、「準備の準備」を整える期間です。ここで方向性を誤ると、あとで軌道修正にコストがかかります。焦って闇雲に始めるより、まず環境を整えることを優先してください。
- 2次試験の受験申込を完了する(期限を最優先で確認)
- 2次試験の過去問(直近5年分)を入手する——中小企業診断協会のサイトで無料ダウンロード可能
- 参考書を1冊決める(まずは1冊だけ。複数買いは厳禁)
- 「一発合格まとめシート」(後述)を入手・一読する
- 過去問の直近1年分(令和5年度)をまず1事例だけ解いてみる——実力確認と形式慣れのため
過去問を初めて解いたとき、多くの方が「何を書けばいいかわからない」という感覚を持ちます。それは正常です。2次試験は「問題文に答える」試験ではなく、「与件文を根拠に診断意見を述べる」試験です。最初の1事例は点数を気にせず、「どういう問題か」を感じることを目的にしてください。
教材選びの基本方針
2次試験対策の教材は「数を絞る」ことが鉄則です。1次試験と違い、2次試験は「覚える量を増やす」よりも「解答の質を上げる」練習が必要です。教材を増やすほど時間が分散します。
でも残り3ヶ月でそれをやると、どちらも中途半端になります。1冊を選んだら本番まで使い続けることが、結果的に得点に直結します。
3ヶ月のざっくりスケジュール
1次合格発表(8月下旬)から2次試験本番(10月下旬)まで約3ヶ月。月ごとのテーマを大まかに決めておくと、「今自分はどの段階にいるか」が見えやすくなります。
10月に入ってから初めて解く事例があると、時間的なプレッシャーが大きくなります。遅くとも9月末までに全事例の過去問を一度は解いておくことを目標にしてください。



スケジュールを立てるとき、「やる気があるとき」のペースで計画を作りがちなんですよね。私も最初にかなり詰め込んだ計画を立てて、すぐに崩れてしまいました。「少し余裕があるくらい」のペースで組んで、余った時間を復習に使う方が長続きしました。
2次試験で「やってはいけないこと」3つ
1次試験とは勉強の性質がまるで違います。1次試験で通用したやり方を引きずると、逆効果になることがあります。
まとめ
- 合格発表当日に2次試験の受験申込を完了する(期限最優先)
- 1次合格から本番まで約70〜80日しかない——最初の2週間で環境を整える
- 教材は「まとめシート+過去問解説書」の2本柱に絞る——複数購入は禁物
- 9月中に全事例を一周——10月は本番形式の練習と弱点補強に充てる
- 「与件文の根拠に基づいた解答」を意識する——知識だけの解答は2次では通用しない









