中小企業再生支援まとめ——再生支援協議会・私的整理・ADRを図解で整理 | 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・政策

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「経営が苦しくなったとき、最初にどこに相談すればいい?」過去問を解いていて、「中小企業活性化協議会」という名前が出てきて戸惑いました。2022年に再生支援協議会と活性化協議会が統合されてできた機関です。再生の手続きの全体像を整理しました。

この記事でわかること
  • 中小企業活性化協議会(2022年〜)の機能と相談窓口
  • 私的整理・特定調停・事業再生ADRの違い
  • 早期経営改善計画(ポスト私的整理)の概要
  • 中小企業版私的整理ガイドライン
  • 法的整理(民事再生・会社更生)との使い分け
目次

中小企業活性化協議会——再生支援の統合窓口

中小企業活性化協議会とは
2022年4月、中小企業再生支援協議会経営改善支援センターが統合して発足。全国47都道府県の商工会議所等に設置。

主な機能:
早期段階(プレ再生):財務・事業改善のアドバイス、早期経営改善計画策定支援
再生段階:金融機関との調整、私的整理計画の策定・調整
秘密厳守・無料:相談内容は外部に漏れない

再生手続きの種類と比較

手続きの種類内容裁判所関与特徴
私的整理債権者と任意の合意で債務を整理。法的手続きなしなし秘密性高・柔軟・全債権者の同意が必要
特定調停裁判所の調停委員が仲介し、債権者と合意形成あり(調停)法的効力あり・低コスト
事業再生ADR認定ADR機関が仲介する法的整理に準じた手続きなし(認定機関)金融機関の同意が前提・産業競争力強化法に基づく
民事再生裁判所が関与し、再生計画を認可する法的手続きあり(再生手続)全債権者に効力・事業継続可能
会社更生株式会社のみ対象。裁判所が更生計画を認可あり(更生手続)強力な拘束力・担保権も制約

Uのメモ

学習メモ
  • 中小企業活性化協議会:2022年4月〜。再生支援協議会+経営改善支援センターが統合
  • 早期経営改善計画:税理士等専門家の支援で策定・費用の3分の2を補助(上限25万円)
  • 私的整理:裁判所関与なし・秘密性高・全債権者の同意必要
  • 事業再生ADR:産業競争力強化法に基づく認定機関が仲介・金融債務のみが対象
  • 民事再生:裁判所関与・事業継続しながら再生・中小企業でも利用可能

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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