2次試験 事例II(マーケティング)解法フレームワーク|設問パターンと解答構成を図解で整理

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事例IIを初めて解いたとき、「マーケティングの知識はあるはずなのに、なぜ答えが書けないんだろう」と思いました。調べてみると、事例IIは知識問題ではなく「与件文から根拠を拾い、B社の強みと顧客の課題を結びつける」構造になっているとわかって。型を覚えてから、答案の骨格が安定してきました。

必出難易度 ★★★
目次

事例IIとは何を問われているか

2次試験 事例II は中小企業のマーケティング・流通戦略がテーマです。主人公はB社(食品・小売・サービス業が多い)。設問は「顧客を誰に絞るか」「何を強みとして訴求するか」「どのチャネルで届けるか」という3つの軸で構成されます。

顧客(Who)
価値(What)
届け方(How)
ターゲット設定

誰に売るか。与件文から「現在の顧客」と「潜在顧客」を読み取る

強み × 顧客ニーズ

B社の強みが顧客の課題を解決する接点を探す

4P施策

Product / Price / Place / Promotionで具体的な手段を提示

事例IIの本質:知識問題ではない。「B社の強み(与件文)」+「顧客の課題・ニーズ(与件文)」→「具体的な施策」という構造を繰り返す。根拠は必ず与件文から拾う。

頻出設問パターン5種

P1
ターゲット設定・セグメンテーション

「B社が優先すべき顧客層を述べよ」などの形式。与件文の顧客情報を整理して回答。

  • 現在の主力顧客と潜在顧客を区別する
  • 誰に集中すべきか+理由(B社の強みとの親和性)
  • デモグラフィック×行動変数で表現
P2
新規顧客獲得・既存顧客深耕

「新規顧客を獲得するための施策を述べよ」または「既存顧客のLTVを高める方策を述べよ」。

  • 新規:認知→興味→来店→購入の障壁を取り除く
  • 深耕:リピート促進・客単価向上・紹介促進
  • B社固有の強みを必ず絡める
P3
コラボレーション・連携施策

「地域の〇〇とどう連携すべきか」の形式。事例IIでは地域連携・異業種連携が頻出。

  • 連携先が持つ「顧客接点」と「B社の強み」を組み合わせる
  • 顧客にとってのメリットを明示する
  • 双方にメリットがある構造で論述
P4
デジタル活用・SNS・EC

「SNS・自社サイト・アプリをどう活用すべきか」。近年の頻出テーマ。

  • 誰に向けて(ターゲット)何を発信するかを明確に
  • オンライン→オフライン来店誘導の流れを示す
  • 顧客データの蓄積・活用まで言及すると加点
P5
ブランド・差別化戦略

「B社のブランドをどう強化するか」「競合との差別化をどう図るか」。

  • 競合との比較で「B社にしかできないこと」を特定
  • 価格競争に巻き込まれない理由付けが重要
  • コアコンピタンス→顧客価値の連鎖で説明

4ステップ解答プロセス

Step 1
設問要求の確認(誰に・何を・どうする)

設問文を読んで「ターゲット」「施策の種類」「期待効果」の3要素を確認する。解答の骨格をここで決める。

Step 2
与件文でB社の強みを列挙

強み候補に線を引く。「技術・設備・人材・立地・顧客関係・ノウハウ」のカテゴリで整理する。強みとして使えないもの(課題や弱み)は除外する。

Step 3
ターゲット顧客の課題・ニーズを特定

「誰が何に困っているか・何を求めているか」を与件文から拾う。設問で顧客層が指定されていない場合は、B社の強みと親和性が高い顧客を選ぶ。

Step 4
強み × 顧客ニーズ → 施策を組み立てる

「B社の〇〇という強みを活かし、〇〇という課題を持つ顧客に対して、〇〇を行う(期待効果:〇〇)」の構造で記述する。

与件文チェックポイント

チェック項目読み取るべき情報
B社プロフィール業種・規模・立地・歴史・社長の考え方
B社の強み技術力・接客力・品揃え・製法・地域密着度
現在の顧客誰が・何のために・どのくらい買っているか
顧客の課題・変化ライフスタイル変化・高齢化・健康志向など
競合の動向大手・新規参入・オンライン競合の脅威
地域・外部環境観光客・インバウンド・地域イベント・行政支援
社長の課題感「〇〇したい」「〇〇が悩み」は設問と直結する

頻出フレーズ集

  • ターゲット〇〇というニーズを持つ〇〇層を優先ターゲットに設定し、
  • 強み活用B社の〇〇という強みを活かし、競合との差別化を図りながら、
  • 顧客深耕既存顧客との関係を深めることで、リピート率向上・LTV拡大を目指す。
  • 新規獲得SNS・口コミを活用してB社の認知を高め、新規顧客の来店を促進する。
  • 連携〇〇と連携することで、互いの顧客基盤を共有し、相乗効果を生む。
  • 効果これにより〇〇という顧客価値を提供し、売上・利益の向上につなげる。

試験本番の時間配分(事例II・80分)

読解(与件文・設問):20〜25分 → 強み・顧客・外部環境を色分けして整理
解答構成メモ:5〜10分 → 各設問の骨格を箇条書きでメモ
記述:40〜45分 → 1設問あたり8〜12分。超えたら先へ進む
見直し:5分 → 「根拠が与件文にあるか」「誰に・何を・どうするが揃っているか」を確認

まとめ

事例IIの構造:Who(顧客)× What(B社の強み)× How(施策)の3軸で組み立てる
解答の根拠:必ず与件文。知識だけで書いた解答は採点者に刺さらない
頻出パターン:ターゲット設定・新規獲得/深耕・連携・デジタル活用・ブランド差別化の5種
フレーズ:「〇〇という強みを活かし、〇〇というニーズを持つ〇〇に対して〇〇する」の型を体に染み込ませる

関連記事:事例I(組織・人事)フレームワーク 事例III(生産・技術)フレームワーク 事例IV(財務)フレームワーク マーケティング・ミックス

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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