投資意思決定——NPV法・IRR法・回収期間法を図解で整理 | 中小企業診断士1次試験 財務・会計

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「この設備投資、やっていいの?」という判断は直感では難しい。でもNPVがプラスかどうかを確認するという基準を知ると、意思決定に一本の軸が生まれます。試験でも2次でも重要な論点です。

この記事でわかること
  • NPV法:NPV > 0 → 採択(現在価値ベースで投資が見合う)
  • IRR法:IRR > 資本コスト → 採択(NPV=0になる割引率)
  • 回収期間法:計算簡単だが時間価値・回収後のCFを無視する欠点あり
  • CF = 営業利益×(1-税率) + 減価償却費(非現金費用を加え戻す)
  • 現在価値係数(PVF):1÷(1+r)^n。試験では与えられることが多い
目次

投資意思決定の3手法

手法判断基準特徴
NPV法(正味現在価値法)NPV>0なら投資採択将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて合計。理論的に最も優れた手法
IRR法(内部収益率法)IRR>資本コストなら採択NPV=0になる割引率を求める。計算が複雑だが直感的
回収期間法回収期間が基準以内なら採択投資額を何年で回収できるかを計算。簡単だが時間価値を無視

NPVの計算——現在価値への割引

現在価値(PV)= 将来CF ÷ (1 + 割引率)^n(nは年数)

例)割引率10%、3年後のCF100万円の現在価値:
100 ÷ (1.1)³ ≒ 75.1万円

NPV = 各年のCFの現在価値の合計 − 初期投資額
NPV > 0 → 投資採択(企業価値が増加)
NPV < 0 → 投資見送り(企業価値が減少)

キャッシュフローの計算——税引後・減価償却の取扱い

投資意思決定では会計利益ではなくキャッシュフロー(CF)を使う。CFの計算:営業利益×(1-税率) + 減価償却費。減価償却費はCFに加え戻す(非資金費用のため)。また残存価値(スクラップ価値)や運転資本の回収も最終年のCFに含める。

Uのメモ

学習メモ
  • NPV法:NPV > 0 → 採択(現在価値ベースで投資が見合う)
  • IRR法:IRR > 資本コスト → 採択(NPV=0になる割引率)
  • 回収期間法:計算簡単だが時間価値・回収後のCFを無視する欠点あり
  • CF = 営業利益×(1-税率) + 減価償却費(非現金費用を加え戻す)
  • 現在価値係数(PVF):1÷(1+r)^n。試験では与えられることが多い

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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