U機械が突然止まると、その日の生産計画が一気に崩れてしまいます。「壊れてから直す」よりも「壊れる前に手を打つ」方がコストも品質も安定する——保全管理の本質はそこにあります。
この記事でわかること
- 予防保全(PM):定期点検・部品交換で故障を未然防止
- 事後保全(BM):壊れてから修理。突発停止リスクあり
- 予知保全(PdM):IoTデータで劣化を予測して最適タイミングに保全
- TPM:全員参加型生産保全。OEE(設備総合効率)= 時間稼働率×性能稼働率×良品率
- MTBF(高いほど故障しにくい)/ MTTR(低いほど早く直せる)
目次
保全の種類——予防か、事後か
| 保全の種類 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 予防保全(PM) | 定期的な点検・部品交換で故障を未然に防ぐ | 計画的・コスト予測しやすい。過剰整備のリスクも |
| 事後保全(BM) | 故障してから修理する。計画外の停止が生じる | 整備コスト低いが突発停止で生産ロスが大きい |
| 予知保全(PdM) | 振動・温度・電流などのデータで劣化を予測・最適タイミングで保全 | IoTセンサー活用。最も効率的だが初期投資大 |
| 改良保全 | 故障しにくい設備に改良・設計変更する | 根本的な故障原因を除去 |
TPM(全員参加型生産保全)
TPM(Total Productive Maintenance):生産部門・保全部門・開発部門が一体となって設備の効率を最大化し、故障・不良・稼働ロスをゼロに近づける活動。
6大ロス:故障ロス・段取り調整ロス・刃具交換ロス・立上がりロス・チョコ停・速度低下ロス・不良手直しロス
設備総合効率(OEE)= 時間稼働率 × 性能稼働率 × 良品率
6大ロス:故障ロス・段取り調整ロス・刃具交換ロス・立上がりロス・チョコ停・速度低下ロス・不良手直しロス
設備総合効率(OEE)= 時間稼働率 × 性能稼働率 × 良品率
MTBF・MTTR——信頼性と保全性の指標
| 指標 | 算式 | 意味 |
|---|---|---|
| MTBF(平均故障間隔) | 総稼働時間 ÷ 故障回数 | 高いほど壊れにくい(信頼性) |
| MTTR(平均修復時間) | 総修復時間 ÷ 故障回数 | 低いほど早く直せる(保全性) |
| アベイラビリティ(稼働率) | MTBF ÷ (MTBF + MTTR) | 設備が使用可能な時間の割合 |
Uのメモ
学習メモ
- 予防保全(PM):定期点検・部品交換で故障を未然防止
- 事後保全(BM):壊れてから修理。突発停止リスクあり
- 予知保全(PdM):IoTデータで劣化を予測して最適タイミングに保全
- TPM:全員参加型生産保全。OEE(設備総合効率)= 時間稼働率×性能稼働率×良品率
- MTBF(高いほど故障しにくい)/ MTTR(低いほど早く直せる)









