連結財務諸表の基礎——子会社連結・持分法・のれんを図解で整理 | 中小企業診断士1次試験 財務・会計

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連結財務諸表は「グループ全体を一つの会社として見たらどうか」という視点で作られます。親子間の取引を消去して連結するイメージは、最初はわかりにくいですが、企業グループの実態を把握するために不可欠な仕組みです。

この記事でわかること
  • 連結対象:子会社(50%超支配)→完全連結 / 関連会社(20〜50%)→持分法
  • のれん = 取得原価 − 子会社純資産(時価)× 持分比率
  • 日本基準:のれん20年以内均等償却 / IFRS:償却なし・減損テストのみ
  • 連結修正仕訳:債権債務相殺・内部取引消去・未実現利益消去・配当消去
  • 非支配株主持分:子会社を100%未満で取得した際に計上する少数株主分の純資産
目次

連結の対象——支配・影響力の基準

関係持株比率の目安会計処理
子会社議決権の50%超(または実質支配)完全連結(全資産・負債を合算)
関連会社議決権の20%以上50%以下(または重要な影響力)持分法(純資産・純損益を持分比率で取り込む)
その他の投資20%未満(影響力なし)原価法または公正価値法で個別処理

のれんの計上と償却

子会社を買収した際、取得対価 > 子会社の純資産(時価)の差額がのれんとして計上される。

のれん = 取得原価 − 取得時の子会社純資産の公正価値×持分比率

日本基準:のれんは20年以内で規則的に償却。IFRS:償却なし(減損テストのみ)。負ののれん(割安買収時)は発生年度に一括利益計上。

内部取引の消去(連結修正仕訳)

消去対象内容
債権・債務の相殺消去親子間の売掛金と買掛金を相殺して除去
内部取引の消去親子間の売上と仕入を相殺(二重計上を防ぐ)
未実現利益の消去親→子または子→親の取引で在庫に含まれる内部利益を除去
配当金の消去子会社が親会社に配当した額を配当収入と利益剰余金から除去

Uのメモ

学習メモ
  • 連結対象:子会社(50%超支配)→完全連結 / 関連会社(20〜50%)→持分法
  • のれん = 取得原価 − 子会社純資産(時価)× 持分比率
  • 日本基準:のれん20年以内均等償却 / IFRS:償却なし・減損テストのみ
  • 連結修正仕訳:債権債務相殺・内部取引消去・未実現利益消去・配当消去
  • 非支配株主持分:子会社を100%未満で取得した際に計上する少数株主分の純資産

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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