標準原価計算と差異分析——価格差異・数量差異・操業度差異を図解で整理 | 中小企業診断士1次試験 財務・会計

U

差異分析の問題を初めて見たとき、「何の差異が何を意味するのか」が全く整理できていませんでした。図で整理したら、標準と実際の「何が違ったか」を問うているだけだと気づいてから、急に解けるようになりました。

この記事でわかること
  • 原価差異 = 標準原価 − 実際原価(プラス=有利差異、マイナス=不利差異)
  • 材料費差異:価格差異(仕入価格のズレ)+ 数量差異(使用量のズレ)
  • 労務費差異:賃率差異(賃率のズレ)+ 作業時間差異(作業時間のズレ)
  • 製造間接費差異(3分法):予算差異 + 操業度差異 + 能率差異
  • 操業度差異は固定費に関係。操業度が基準より低い→不利差異(固定費を回収できない)
目次

標準原価計算の全体像

標準原価計算とは、あらかじめ設定した標準原価(あるべきコスト)と実際原価(実際にかかったコスト)の差異(ズレ)を分析し、原価管理に活かす手法。

標準原価 = 標準価格 × 標準消費量
実際原価 = 実際価格 × 実際消費量
原価差異 = 標準原価 − 実際原価(プラスなら有利差異、マイナスなら不利差異)

材料費差異の分解——価格差異と数量差異

差異の種類算式意味
材料価格差異(標準価格 − 実際価格)× 実際消費量材料の仕入価格が標準より高い/低い
材料数量差異(標準消費量 − 実際消費量)× 標準価格材料の使用量が標準より多い/少ない
材料費差異材料価格差異 + 材料数量差異材料費全体のズレ

労務費差異——賃率差異と作業時間差異

差異の種類算式意味
賃率差異(標準賃率 − 実際賃率)× 実際作業時間時間あたりの人件費が標準より高い/低い
作業時間差異(標準作業時間 − 実際作業時間)× 標準賃率作業にかかった時間が標準より長い/短い
労務費差異賃率差異 + 作業時間差異労務費全体のズレ

製造間接費差異——予算差異・操業度差異・能率差異

製造間接費差異は3分法で分解することが多い。予算差異:実際発生額と予算額のズレ(管理可能な費用のムダ)。操業度差異:実際操業度と基準操業度のズレによる固定費の過小/過大吸収。能率差異:実際操業度と標準操業度のズレ(作業効率のズレ)。試験では予算差異と操業度差異の2分法も出題される。

Uのメモ

学習メモ
  • 原価差異 = 標準原価 − 実際原価(プラス=有利差異、マイナス=不利差異)
  • 材料費差異:価格差異(仕入価格のズレ)+ 数量差異(使用量のズレ)
  • 労務費差異:賃率差異(賃率のズレ)+ 作業時間差異(作業時間のズレ)
  • 製造間接費差異(3分法):予算差異 + 操業度差異 + 能率差異
  • 操業度差異は固定費に関係。操業度が基準より低い→不利差異(固定費を回収できない)

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この記事を書いた人

中小企業診断士試験勉強中のアラフィフシングルマザーです。
大学卒業後から現在まで、数々の失敗をしながらずっと自営業として試行錯誤を重ねてきました。
もっときちんと経営やビジネスの知識を身につけて、将来は他の事業者の方のお役にも立てたらいいな、と思うようになり、中小企業診断士の試験に挑戦中です。

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